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- 科名・属名 : イネ科 クサヨシ属
- 特徴 :
草丈30〜100cmの1年草。帰化。
根茎はなく、稈は基部から数本出る。
葉は線形、長さ10〜30cm、幅0.5〜1.2cm。長さ約0.8mmの葉舌がある。
花序は狭卵形で長さ3〜5cm、小穂を多数つける。小穂は広倒卵形、白緑色で長さ0.6〜1cm、幅約5mm。
包類は脈部分が緑色でその他は白色、背面には広い翼があり、第3小花の基部に退化した2個の小花がある。
- 分布・生育地 :
帰化(地中海地域原産) (国外:南北アメリカやオーストラリアなどに広く帰化) 市街地の道端
- 花期 : 5〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2015年6月7日 神奈川県川崎市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花序 同 上
- 撮影記 :
イネ科はキク科と並んで帰化の植物の種類が多く、牧草や飼料などに紛れ込んで入り込んできている。
この花もカナリアの餌として導入されたものが逸出し帰化したとされている。
ただ、驚くのはその時期が江戸時代末期ということらしく、そんな時期から海外から餌が入り込んでいたということである。
この花は自宅近くの道端に1年だけ咲いていたもので、帰化植物ではあるが包類の緑と白のカラーバランスが美しく撮影した。
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