カラスムギ(烏麦)

Avena fatua


カラスムギ1


  • 科名・属名 : イネ科 カラスムギ属
     注.APG分類では、学名(A. fatua var. fatua)

  • 特徴 :
     草丈60〜100cmの1〜2年草。帰化。
     茎はやや太くて柔らかく、深緑色。
     葉は線形で扁平、長さ10〜25cm、幅0.7〜1.5cm。
     花序は長さ15〜30cmの疎らな円錐花序で、多数の小穂が垂れ下がる。
     小穂は長さ2〜2.5cm、普通3個の小花があり、第1小花の芒は途中までよじれて長く、護頴は軟毛が生える。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ、西アジア原産) (国外:世界各地に帰化)
     畑、道端、荒地

  • 果(花)期 : 4〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2015年4月30日  東京都稲城市
     中上・全体2 2015年5月5日  東京都清瀬市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序    同  上
     左下・小穂 2023年5月2日  栃木県栃木市
     右下・葉鞘    同  上

  • 撮影記 :
     古い時代に麦と一緒に日本に伝えられたといわれている。
     ただ、麦は食用になるのに対しこれは食用にならず、カラス(烏)が食べる麦という意味で和名がつけられているが、実際カラスが食べるのかどうかはわからない。
     初夏の頃、荒地や道端で群生しているのをよく見かけるが、これを食用にできたら食糧難の時代にはいくらか役に立つだろう。

  • 葉鞘

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カラスムギ2

花序

小穂