カリヤスモドキ(刈安擬)

Miscanthus oligostachyus


カリヤスモドキ1

  • 科名・属名 : イネ科 ススキ属

  • 特徴 :
     草丈60〜90cmの多年草。
     根茎は短く、少数の稈を疎らに叢生する。節には毛がある。
     葉は線形、長さ20〜40cm、幅8〜15mm。裏面に疎らに長軟毛があり、基部に半円形の葉舌があり、鞘は節間より短い。
     花序は2〜5個の散房状に並んだ総からなる。総は斜上し、長さ8〜15cm、有柄小穂と無柄小穂が対になってつく。小穂は披針形で先が尖り、長さ7〜8mm、基部に長毛があり、苞類にも短毛がある。第2小花の護頴には長さ1〜1.5mmの芒がある。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外:日本固有)
     山地

  • 花期 :   8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2020年8月7日  山梨県富士山
     中・全体2、以下全体    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     コロナ騒ぎで登山禁止の富士山、いつもの年なら渋滞が酷いメイン道路もガラガラ、当然のことながら山腹を走る林道に車の姿はなかった。
     車を止めラン類を探しに林下に入ろうとすると、林道の道端にススキに似た植物が生えているのに気がついた。
     今年の撮影予定に入っていた花で、特徴など事前に調べていたのですぐにこの花とわかった。
     イネ科に興味がない花仲間は先に進んでいくが、後で追いかけると断って撮影した。
     ススキの仲間で、カリヤスに似ているが、小穂に長い芒があるのが特徴である。

  • 葉鞘

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カリヤスモドキ2

花序