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- 科名・属名 : イネ科 スズメガヤ(カゼクサ)属
- 特徴 :
草丈30〜80cmの多年草。
匐枝は出さず、多くは群生し、稈は直立する。
葉は線形、長さ30〜40cm、幅2〜6mm。乾くと内側に巻き、葉鞘の縁には白い毛がある。表面は粉白色、裏面は濃緑色であるが、表裏が反転する。
花序は長さ20〜40cmの円錐花序になり、分枝して多数の小穂を疎らにつける。小穂は狭卵形で紫色を帯び、長さ6〜10mm、5〜10個の小花がつく。葯は長さ約1mm。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国、ヒマラヤ) 道端、堤防など日当たりのいい乾いた場所
- 果(花)期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年10月3日 神奈川県川崎市 中・全体2 2016年9月30日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 同 上 左下・小穂 2022年10月11日 東京都八王子市 右下・葉鞘 同 上
- 撮影記 :
爽やかな秋風に揺れる大きな花序、疎らにつく小穂が触れ合って音を奏でているようだ。
中国の「風知草」と同じものと間違えられてつけられた和名のようだが、秋草らしいいい名前だ。
しかし、道端などにごく普通に生えるうえ、根が深く張るので抜こうとしてもなかなか抜けず、邪魔な草ということになるようだ。
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