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- 科名・属名 : イネ科 ヌカボ属
注.APG分類では、学名(A. gigantea)
- 特徴 :
草丈40〜100cmの多年草。帰化。
葉は線形、長さ10〜20cm、幅4〜7mm。扁平で白緑色を帯びる。葉舌は長さ3〜5mmあり、目立つ。
花序は長さ15〜20cmの卵形の円錐花序となり、各節に3〜6個の枝を輪生状に出し、枝は花時には開出し、果時にはやや直立して披針形になる。
小穂は長さ2〜2.5mm、少し光沢があり、緑色か赤褐色を帯びる。小穂は1小花からなり、護頴は透明で、小軸突起や長い基毛がない。内頴は護頴の長さの半分程度。
牧草や緑化のため品種改良されているため、種内変異が大きい。
- 分布・生育地 :
帰化(北半球温帯原産)(日本各地に帰化) (国外:北半球の温帯に広く分布) 道端、草地
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2021年6月21日 東京都八王子市 中上・全体2 2022年7月26日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序1、左下・小穂 2020年6月21日 東京都八王子市 中下・花序2、右下・葉舌 2022年7月26日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
特徴欄にも記したが、牧草や緑化のためよく品種改良がおこなわれているため変化が多い。
イネ科はそうでなくても同定が難しいうえ、種内変異が大きいとなると同定には苦労する。
写真は道端に生えていたもので多分本種だろうと判断したが、よく似た仲間にハイコヌカグサ、イトコヌカグサ、バケヌカボなど色々知られていて、同定に確信はない。
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