|
- 科名・属名 : イネ科 イチゴツナギ属
注.APG分類では、学名(P. acroleuca var. acroleuca)
- 特徴 :
草丈30〜80cmの1年草。
全体に軟弱で、疎らに叢生する。
葉は線形、長さ6〜20cm、幅3〜10mm。先は次第に細く尖って垂れる。葉舌は長さ1〜2mm、下向きの毛が生える。
花序は長さ10〜20cmの長楕円形、上方は先が少し垂れ、淡緑色〜緑白色の小穂をつける。花序の枝は普通2個、細くてざらつく。小穂は卵形、長さ3〜5mm、2〜5個の小花からなる。小花の護頴には脈上のほか、内頴の竜骨と護衛の脈間にも毛が多い。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、中国、台湾) 平地、丘陵の縁、道端の湿った場所
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2020年5月3日 神奈川県川崎市 中上・全体2 2021年5月1日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・小穂 2020年5月3日 同 上 左下・小花 2021年5月1日 同 上 右上・葉、葉舌 同 上 右下・葉鞘 2020年5月3日 同 上
- 撮影記 :
GWの時期、混雑を避けて近場の丘陵や谷地田の周辺を散策すると、いくつかのミゾイチゴの仲間の花に出会う。
しかし、イチゴツナギ属はどれもよく似ていて、同定にはいつも苦労する。
この花は内頴の竜骨に軟毛が生え、護頴の脈間にも毛が密生し、花序の枝がざらつき、花序の枝が普通2個、花序が長楕円形であることなどから本種と判断した。間違いないとは思うが。
同じ科の仲間の花
|