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- 科名・属名 : イネ科 ネズミノオ属
注.APG分類では、学名(S. fertilis var. fertilis)
- 特徴 :
草丈30〜80cmの多年草。
茎は株立ちになり、細いが強く、全体無毛。
葉は線形で長さ20〜60cm、幅2〜5cm。乾燥すると内側に巻く。
花序は細長い穂状となって直立し、長さ15〜40cm、幅0.5〜1cmで多数の小穂をつける。小穂は淡鉛緑色、長さ2〜2.5mm、成熟すると灰褐色の小さい種子が露出する。
- 分布・生育地 :
本州〜沖縄 (国外:中国、東南アジア〜インド、オーストラリア) 日当たりのいい草地、道端
- 果(花)期 : 9〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年9月28日 栃木県館林市 中上・全体2 2019年9月27日 神奈川県川崎市 中下・全体3 2022年8月28日 同 上 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・小穂 2018年9月28日 栃木県館林市 右下・葉基部、葉鞘 2019年9月27日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
細長い花序の形や色を、ネズミ(鼠)のしっぽ(尾)に見立てて和名がつけられている。
花序が直立し淡緑色であるのが特徴で、よく似たムラサキネズミノオは穂先が垂れ、小穂が汚赤紫色を帯びるという違いがあると図鑑には記されているが、混生することも多く区別が難しいものもあるとの記述もある。
実際、花序の先が垂れるネズミノオもあり、小穂の色が淡緑色ということで本種と判断したが・・・。
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