|
- 科名・属名 : イネ科 ノガリヤス属
注.APG分類では、学名(C. brachytricha var. brachytricha)
- 特徴 :
草丈60〜150cmの多年草。
茎は細く、やや硬い。
葉は線形、長さ30〜60cm、幅6〜12mm。途中から表裏が反転する。稀に葉鞘に毛があり、葉舌は高さ2〜5mm。
花序は披針形〜狭卵形、長さ10〜50cmで大きさの変化が多く、やや密に小穂をつけ、枝は半輪生し、ざらつく。
小穂は披針形で尖り、淡緑色〜淡紫色でやや光沢があり、長さ4〜6mm、1小花がある。護頴は包類とほぼ同長、基部付近の背から芒が出て、わずかに膝折れし、小穂の外に突き出る。腹側には小軸突起がある。基盤の毛束は銀白色、小花の1/3程度の長さで、長さは不揃い、護頴側は短い。
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜九州 (国外:ユーラシア大陸に広く分布) 山野の日当たりのいい草地、藪
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年10月18日 神奈川県川崎市 中上・全体2 2014年11月10日 東京都稲城市 中中・全体3 2020年10月29日 東京都八王子市 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2014年10月18日 神奈川県川崎市 左下・小穂 2020年10月29日 東京都八王子市 右上・葉 2014年11月10日 東京都稲城市 右下・葉鞘、葉舌 2020年9月21日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
秋の花を捜して多摩丘陵を歩と、雑木林の端の明るい場所に大きな草丈のこの花が咲いている。
きれいな花をつけるわけではないが、花序が大きいのでそれなりに目立ち、かといって掘り取られることもないので、結構普通に生えている。
見た目がややススキ属のカリヤスに似ていて、野に生えることから和名がつけられている。
同じ科の仲間の花
|