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- 科名・属名 : イネ科 キビ属
- 特徴 :
草丈30〜120cmの1年草。
茎はよく分枝し、全体に軟弱で無毛。
葉は線形、長さ5〜30cm、幅0.4〜1.2cm。ややざらつき、葉舌は膜質でごく短い。
花序は長さ、幅とも15〜30cmの卵円形の円錐花序となり、細い枝を多数出してよく分枝し、疎らに小穂をつける。
小穂は楕円形〜長卵形、やや鋭頭、暗緑色で時に紫色を帯び、長さ1.8〜2mm。第1包類は三角形で小穂の長さの1/2以下。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、中国、台湾、ウスリー、インド やや湿った道端、林縁、藪、草地
- 果(花)期 : 7〜10
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年9月22日 静岡県伊東市 中1・全体2 2017年9月24日 東京都高尾山 中2・全体3(帯紫色) 2022年10月16日 東京都八王子市 (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック) 中3・花序 2015年9月22日 静岡県伊東市 中4・小穂 2017年9月24日 東京都高尾山 左下・小穂2(帯紫色) 2022年10月16日 東京都八王子市 右下・葉 2017年9月24日 東京都高尾山
- 撮影記 :
秋のやや湿り気のある林縁や藪の縁、草地などで、大きく広がる花序に多数の枝を伸ばし、疎らに小穂をつけたこの花を見かける。
ただ、花序の枝も小穂も疎らのうえ小穂も緑色なので、目立つ色の花に目が行き、気がつかないかもしれない。
この実は食べられそうにもないが、食用のキビ(黍)の仲間で、キビに似て小穂が小さいことから和名がつけられている。
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