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- 科名・属名 : イネ科 オキナワミチシバ属
- 特徴 :
草丈10〜50cmの多年草。
根茎は多数あって地中を長く這い、古い鱗片状の鞘に覆われる。
葉は稈の曲がった基部付近に集まってつき、葉身は披針形で長さ2〜5cm、幅3〜5.5mm。先は尖り、ざらつく。葉舌は切形、先端は歯牙状で、高さ0.1〜0.5mm。
花序は長さ5〜9cmの披針形の円錐花序となり、多数の小穂をつける。小穂は披針形、帯紅紫色で、長さ2.9〜3.7mm、2小花がある。
包頴は革質で、第1包頴は4脈があり、2竜骨があって長さ約3mm。第2包頴は1竜骨があり、長さ約3.5mm。第2小花の護頴は膜質で漸尖形、長さ約2.3mm、平滑で1脈があり、脈は芒となる。芒は護頴の先端から飛び出して膝折れし、長さ4.6〜6.6mm。内頴はほぼ消失。葯は3個、長さ約1.6mm。
- 分布・生育地 :
沖縄 (国外:中国(南部)、台湾、インドシナ〜インド、オーストラリア) 荒地、草地
- 花期 : 5〜6月?
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2019年5月13日 沖縄県石垣島 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
数年前、石垣島の海岸近くの隆起石灰岩の草地でこの花を教えてもらった。
しかし、その時はイネ科の植物には興味がなかったので、撮影もしなかった。
その後、イネ科の植物も撮影し始めると、そのとき教えてもらったこの花は図鑑で見ると結構美しい、何とかもう一度出会って撮影したいと強く思った。
5月の連休明け八重山諸島を訪れる機会があり、そのとき見た場所に出かけて見た。
以前とは少し違う場所だったが、咲き始めのこの花が多数見つかり、ゆっくり撮影した。
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