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- 科名・属名 : イネ科 アワガエリ属
- 特徴 :
草丈50〜100cmの多年草。帰化。
葉は線形、長さ20〜60cm、幅5〜10mm。扁平でざらつき、緑色。
花序は長さ3〜15cm、幅4〜7mmの円柱形で、密に多数の小穂をつけ、淡緑色。小穂は倒卵形で扁平、長さ3〜3.5mm。2個の包類は同形、包類の竜骨には白色の長い開出毛があり、先端は2〜2.5mmの短く硬い芒になって突き出る。
- 分布・生育地 :
帰化(ユーラシア大陸原産)(日本各地に帰化) (国外:原産地以外に世界の温帯に広く帰化) 草地、道端、土手
- 花期 : (5〜)6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2024年5月30日 長野県菅平 中上・全体2 2014年7月11日 北海道斜里郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序1 同 上 左下・花序2 2024年5月30日 長野県菅平 右上・葉鞘、右下・節 同 上
- 撮影記 :
明治時代に牧草として導入されたもので、チモシー(Timothy)の名で栽培されている。
全国的に帰化しているが、北方や標高の高い場所に多く、この花も北海道東部のオホーツク海に面した原生花園の近くで撮影した。
図鑑には小皿に種子をまくと鮮緑色の芽が一斉に出て美しいことから、「絹糸草」とも呼ばれると記されている。
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