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- 科名・属名 : イネ科 イチゴツナギ属
- 特徴 :
草丈20〜100cmの多年草。帰化。
稈は直立するか、しばしば基部は倒れて横に伸び、周りに無花茎を伴う。
葉は線形、長さ3〜20cm、幅1.5〜6mm、先は舟形。葉鞘は著しくざらつき、葉舌は幅の広い三角形で先は尖り、膜質で長さ3〜10mm。
花は長さ3〜20cmの円錐花序となり、各節に3〜7本ずつ枝を輪生する。花序のすぐ下の稈はざらつく。小穂は長さ3〜4mm、2〜4個の小花がある。包類は不同長で、第1包類は、長さ2〜3mm、第2包類はな長さ2.5〜3.5mm、外花類は長さ2.5〜3.5mm。竜骨と縁脈の近くには短軟毛があり、中脈は太く明らかに隆起し、鋭頭。葯は長さ1.5〜2mm。
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ・西アジア原産)(北海道〜九州に帰化) (国外:世界の温帯域に帰化) 明るい草地や荒地、水湿地
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2021年4月27日 神奈川県川崎市 中上・全体2 2020年5月8日 東京都稲城市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序1 2020年4月21日 神奈川県川崎市 中下・花序2 2020年5月8日 東京都稲城市 左下・小穂 2021年4月23日 神奈川県川崎市 右下・葉鞘、葉舌 2019年5月2日 同 上
- 撮影記 :
ヨーロッパから牧草として持ち込まれたものが帰化し、今では全国で見られる。
川崎市の自宅近くでも、川原や丘陵地の縁のやや水湿地などでよく見られる。
この仲間はよく似たものが多く同定が難しいが、葉舌が三角形をしていることや、葉鞘や花序のすぐ下の節間がざらつくことが特徴である。
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