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- 科名・属名 : イネ科 トウミツソウ属
- 特徴 :
草丈25〜150cmの1〜多年草。帰化。
茎は叢生して細く、基部は膝折れする。
葉は線形、長さ4〜20cm、幅2〜10mm。葉身は扁平、葉鞘とともにやや粉白色を帯び、縁はざらつく。
花は長さ10〜15cmの疎らな円錐花序となり、絹毛状で紅紫色、時に淡色で、後に退色して銀色〜黄褐色になる。
小穂は長さ2〜5mmm、有毛。第1包類は長さ0.5〜1.5mm、第2包類と第1小花の護頴は凸状、多くは短い芒となる。
- 分布・生育地 :
帰化(南アフリカ原産)(沖縄や硫黄島に帰化)(国外:世界の熱帯〜温帯に広く帰化) 開けた草地
- 果(花)期 : 4〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2014年3月23日 沖縄県石垣島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花序 同 上
- 撮影記 :
南西諸島に出かけると、本土では見たことのない植物が数多くあり、極端に言うとその半分くらいが帰化種だ。
このイネ科の植物も一見して帰化と分かり、帰って図鑑を当たってこの花にたどりついた。
この花の小穂が紅紫色で美しい絹毛があることから、宝石のルビーに見立てた和名がつけられている。
それでも名前がわかる帰化種は幸せだ。イネ科やカヤツリグサ科など写真だけでは同定しきれない花がいくつもある。
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