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- 科名・属名 : イネ科 アシボソ属
注.APG分類ではミヤマササガヤ属、学名(Leptatherum japonicum var. japonicum)
- 特徴 :
草丈20〜70cmの1年草。
茎は細く、下部は長く横に這って分枝し、節から根を出す。節は無毛。
葉は広披針形、長さ3〜7cm、幅7〜10mm。質は硬く、基部は広円形。葉鞘開口部に短毛がある。
花序は長い花茎の先につき、3〜6個の開出する総(枝)をつける。総は長さ4〜6cm、細くて緑色。小穂は2個ずつつき、同形で、長さ3〜3.5mm、柄の長いものと短いものが対になり、基部には短い毛束がある。第2小花の護頴の芒は細くて長く、長さ6〜8mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮(南部)、中国) 丘陵地の半日陰の道端、藪
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2020年9月22日 東京都稲城市 中上・全体2、以下 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
春と秋はイネ科の植物が多く、興味を持って撮り始めたはいいが、いつも同定には苦労させられている。
この花は半日陰の道端や藪で見られるが、笹に似た葉が和名の由来で、節に毛がなく葉鞘の開口部に毛があるのがミヤマササガヤとの違いとされている。
しかし、同定に悩む前に、細い茎や花序はバックの色に紛れてしまい、撮影には一苦労する。
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