シバ(芝)

Zoysia


シバ1

  • 科名・属名 : イネ科 シバ属

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの多年草。
     茎は長く地を這って分枝し、走出枝の節からひげ根を出す。
     葉は走出枝および稈の基部に叢生し、線形で長さ5〜10cm、幅2〜5mm。質はやや硬く、葉縁はややざらつき、若い時は両面にまばらに毛が生える。
     花序は円柱状、長さ3〜5cm、幅4〜5mm。小穂は歪んだ卵形、赤紫色で長さ約3mm、幅1.2〜1.5mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国)
     日当たりのいい草地、道端

  • 花期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2015年4月25日  神奈川県三浦半島
     中・全体2 2016年5月2日  東京都八王子市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花序    同  上

  • 撮影記 :
     上の写真は神奈川県の海岸の岩場に生えていたもので、初めは海岸に生えるオニシバかと思った。
     北海道〜九州まで広く分布するが、よく芝生として植えられるので、自生か植栽か区別がつかないことも多い。
     ゴルフ場に植えられている芝は本種ではなく、コウシュンシバ(高麗芝と呼ばれる)というシバで、九州〜沖縄以南の海岸に生える。

  • 同じ科の仲間の花
シバ2

花序