 
  
  | 
 
 
 - 科名・属名 : イネ科 スズメノヒエ属
  
 - 特徴 :
  草丈50〜150cmの多年草。帰化。 
 根茎は短く、葉を叢生する。 
 葉は線形、長さ10〜30cm、幅5〜12mm。両面とも無毛、基部の葉鞘には開出毛があるが、上部の葉鞘は口部を除き無毛。葉舌は長さ2〜4mm。 
 花序の総は3〜10個、開出またはやや下垂してつき、長さ5〜10cm、総の基部には白色の長毛がある。小穂は軸の片側に3〜4列に並び、卵円形で先は鈍く尖り、長さ3〜3.5mm、緑色で縁には白色の長毛がある。,br>
 第1苞類はなく、第2苞類と不稔の第一小花の外花頴は同形で小穂と同長、3脈がある。第二小花は結実し、外花頴は革質で光沢がある。柱頭と葯は黒紫色、葯の長さは約1mm。  
 - 分布・生育地 :
  帰化(南アメリカ原産)(本州〜沖縄に普通) (国外:世界の熱帯〜亜熱帯域に広く帰化)  道端、土手  
 - 果(花)期 :  7〜10月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体1 2022年8月28日  神奈川県川崎市  中上・全体2 2016年6月1日  千葉県柏市  (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)  中中・花序 2022年8月28日  神奈川県川崎市  中下・小穂1 2016年6月1日  千葉県柏市  左下・小穂2 2019年8月12日  神奈川県川崎市  右下・葉鞘    同  上  
 - 撮影記 :
 
 日本で最初に見つけられたのは1915年の小笠原で、本州には戦後緑化用に使われたことから帰化し、現在では本州〜沖縄まで広く帰化している。 
 多摩川の土手や法面などで夏以降総をぶら下げている姿をよく見る。 
 この仲間はスズメノヒエなど一部を除き帰化種が多く、そのうえどれもよく似ていて区別が難しい。 
 本種は総が3〜10個ついて開出し、小穂の縁に白色の長毛があり、長さが3〜3.5mmとやや大きいことが違いで、小穂も3〜4列と多いことが特徴である。  
 
  
同じ科の仲間の花
 
  
 
 |