スズメノカタビラ(雀の帷子)

Poa annua


スズメノカタビラ1

  • 科名・属名 : イネ科 イチゴツナギ属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの1〜2年草。
     株立ちになり、全体に柔らかく、ほとんどざらつかない。
     葉は線形、長さ4〜10cm、幅1.5〜3mm。葉舌は半円形で白い膜質、長さ3〜6mm。
     花序は長さ4〜5cmの円錐花序となり、花序の枝は横に広く開き平滑、淡緑色の小穂を多数つける。小穂は卵形、長さ3〜5mmで、3〜5個の小花がある。第2包類は菱形、側面から見ると縁が急に曲がって見える。外花頴の基部の綿毛は少ない。

  • 分布・生育地 :
     日本全土 (国外:旧世界の原産で、現在は世界中に帰化)
     日当たりのいい畑、人家近くの道端

  • 花期 :   3〜11月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2020年2月8日  神奈川県川崎市
     中上・全体2 2021年4月8日    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花序1 2020年2月8日    同  上
     中下・花序2 2021年5月1日    同  上
     左下・小穂    同  上
     右下・葉 2021年4月8日    同  上

  • 撮影記 :
     全国どこでも人家近くの道端や畑などに生え、いわゆる雑草と呼ばれる植物の1つである。
     しかも花期が長いので、気をつけていれば必ず目にすることができる。
     変わった和名であるが、由来は不明とのことである。

  • 葉舌・葉鞘

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スズメノカタビラ2

花序1

花序2

小穂