| 
   | 
 科名・属名 : イネ科 チゴザサ属注.APG分類では、学名(I. globosa var. globosa)
 特徴 :草丈30〜50cmの多年草。
 根茎は長く地中を這い、茎は下部で疎らに分枝する。
 葉は互生し、葉身は狭披針形、長さ4〜7cm、幅3〜7mm。先は次第に尖り、葉舌は列毛となる。
 花序は長さ3〜6cmの円錐花序となり、花序の枝は細く、疎らに開出し、上半部にまばらに小穂をつける。小穂は楕円状球形で円頭、長さ2〜2.2mm、淡緑色で少し紫褐色を帯びる。小穂の柄の膨らんだ部分には環状の腺がある。
 2つある小花の大きさあまり変わらず、第2小花の護頴は無毛、2つとも結実する
 分布・生育地 :日本全土 (国外:中国〜東南アジア〜インド、オーストラリア)
 水田、湿地、溝
 花期 :   6〜8月
 撮影月日・場所 :上・全体1 2015年7月7日  東京都板橋区
 中上・全体2 2006年10月8日  沖縄県西表島
 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
 中下・花序    同  上
 左下・花 2015年10月8日  沖縄県国頭郡
 右下・葉 1995年8月14日  静岡県浜松市
 撮影記 :夏から秋、日本全国の田んぼや湿地などで可愛い小さな小穂をぶら下げた姿をよく見かける。
 小さな花ではあるが、群生していることが多いので、それなりに絵になる。
 この小さな小穂を稚児に例えたのかと思ったが、どうやら小さな葉を笹の葉のに見立てたものらしい。
  
 同じ科の仲間の花
     |