チョロギガヤ(長老喜or長老木or草石蚕茅)

Arrhenathermu elatius var. bulbosum


チョロギガヤ1


  • 科名・属名 : イネ科 オオカニツリ属

  • 特徴 :
     草丈60〜120cmの多年草。帰化。
     稈は直立し、基部の節間の1〜3個は球根状に肥大する。
     葉は線形、葉舌は高さ約2mm。
     花序は円錐花序となり、疎らに枝をだして疎らに小穂をつける。小穂は長さ8〜9mm、淡緑色で光沢があり、2個の小花がある。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産)(日本全土に帰化?) (国外:北アメリカなどにも帰化)
     道端、草地

  • 花期 : 5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2024年6月13日  東京都八王子市
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     その辺りにあると教えられていなければ、多分見逃していたと思うようなパッとしないイネ科の植物だった。
     面白いのは稈の基部で、掘り起こしてみると右下の写真のように球根状に肥大し連なっている。
     これが和名の由来で、正月料理に使うチョロギに似ていることから付けられている。
     ヨーロッパ原産の帰化植物で、牧草などとして持ち込まれたようだ。
     なお、図鑑にはこれの葉に白斑の入ったものがリボンガヤとして観賞用に栽培されると記されている。

  • 葉鞘

    肥大した基部の節

    同じ科の仲間の花
チョロギガヤ2

花序1

花序2

小穂