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- 科名・属名 : イネ科 ウシクサ属
注.APG分類では、ウシクサ属の属名は(Schizachyrlum)、学名(S. brevifolium)
- 特徴 :
草丈10〜40(−50)cmの1年草。
茎は基部からよく分枝する。
葉は広線形〜楕円形、長さ2〜4cm、幅2〜5mm。先は急な鈍頭で基部も円みを帯び、質は柔らかい。
花序は単一の総からなり、茎頂や上部の葉腋に集まって複集散花序となる。総は直立し、長さ1〜2cm、基部は鞘状の総包に包まれる。小穂は節ごとに有柄と無柄の2個が対をなしてつくが、有柄小穂は長さ約3mmの小さな芒に退化し、無柄小穂は披針形、長さ約3mm、時に汚紫色を帯び、第1包類は紙質〜革質で2竜骨があり。第2小花の護頴は、先端が2裂し、その間から長さ約8mmの芒が突き出る。
- 分布・生育地 :
本州〜沖縄 (国外:世界各地) 山野の湿地や明るく湿り気のある草地
- 花期 : 8〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2022年9月13日 神奈川県川崎市1 中上・全体2 2021年9月25日 同 上2 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 同 上 左下・総 2022年9月13日 同 上1 右下・葉鞘 同 上
- 撮影記 :
秋色が深まり始めた9月半ば、秋草を探しながら近くの住宅団地を歩いていると、造成地の法面にこの花が群生していた。
草丈が小さい上、立ち上がっている総は細く、全体写真となるとゴチャゴチャしていて絵になり難く、やっと縁に生えている株で全体がわかる写真を撮影した。
図鑑には湿地に多いと書かれているが、多摩丘陵では斜面で常に水分が補給される明るい草地に生えているパターンが多いようだ。
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