エゾハリイ(蝦夷針藺)

Eleocharis congesta var. thermalis


エゾハリイ1

  • 科吊・属吊 : カヤツリグサ科 ハリイ属
     注.APG分類では、学吊(E. maximowiczii)

  • 特徴 :
     草丈10~30cmの多年草。
     ハリイに似るが、小穂がやや細長く、血褐色を帯びる。
     果実は倒卵形でオリーブ色、長さ1~1.2mm。刺針状花被片は6個、果実と同長かやや長く、下向きにざらつく。

  • 分布・生育地 :
     北海道~九州 (国外:朝鮮、中国、アムール、カムチャッカ)
     湿地

  • 花期 :   6~10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2021年5月24日  大分県宇佐市
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     前日の大雨で池の水は増水し、長靴を履いていても水が入ってきそうだった。
     水に浸かった湿地、‎ベンケイヤワラスゲタチスゲ、それにこの花も叢生していた。
     ハリイとの区別はできなかったが、地元の花仲間から本種と教えられた。ただ、今でも同定にはあまり自信がない。

  • 果実

    同じ科の仲間の花
エゾハリイ2

花

小穂