ゴウソ(郷麻)

Carex maximowiczii var. maximowiczii


ゴウソ

  • 科名・属名 :
     カヤツリグサ科 スゲ属(アゼスゲ節)

  • 特徴 :
     草丈40〜70cmの多年草。
     根茎は短い匐枝を出して葉を叢生して大株となる。
     茎は鋭い3稜形で上部はざらつき、基部の鞘は葉身がなく、柔らかくてほとんど糸網がない。
     葉は線形で幅3〜6mm。裏面は粉白を帯びる。
     小穂は2〜4個つき、頂小穂は雄性で線形、赤錆色で長さ2〜4cm。側小穂は雌性、円柱形で太い円柱形、長さ1.5〜3.5cm、幅5〜7mm。柄があって垂れ下がる。雌鱗片は卵形で先が尖り、褐色。
     果胞は広卵形〜広楕円形、長さ3.5〜5mm。著しく膨らみ、灰緑色〜灰褐色、表面に乳状突起が密生し、先は短い嘴になる。

  • 分布・生育地 :
     日本全土 (国外:朝鮮、中国)
     田の畦、湿地、水辺

  • 花(果)期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年5月10日  東京都あきる野市
     中 2001年5月26日  愛知県瀬戸市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・小穂 2015年5月10日  東京都あきる野市

  • 撮影記 :
     この植物の和名を知ったとき、一体どんな字を書くのだろうと思った。
     調べると、ゴウは郷でソは麻糸を意味し、郷(村)の人が物を縛るのに使ったということのようだ。
     日本全土にごく普通に分布し、湿地や水辺で太い雌小穂をぶら下げている姿をよく目にする。
     スゲの仲間はよく似ているものが多く同定しにくいが、この植物は垂れ下がる雌小穂が特徴的ですぐに覚えられる。

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