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- 科名・属名 : カヤツリグサ科 スゲ属(ヌカスゲ節)
注.APG分類では、学名(var. discoidea)
- 特徴 :
草丈10〜25cmの多年草。
全体に繊細で茎や葉を叢生し、匐枝を出す。基部の鞘は淡褐色。
葉は線形で花茎よりやや長く、幅は1〜2mm。
雄小穂は長さ約5mmと小さく、雌小穂は1〜3個で茎の上部に集まってつく。苞は花序より著しく長く、鞘部は極めて短い。雌鱗片の芒はやや短い。
果胞は長さ1.5〜2mm、細脈があり有毛。
- 分布・生育地 :
本州(紀伊半島、広島県)、四国〜沖縄 (国外:日本固有?) 海岸近くの草地、明るい樹林下
- 果期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2013年6月28日 沖縄県国頭郡1 中上・全体2 2015年3月25日 沖縄県国頭郡2 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・小穂1 2013年6月28日 沖縄県国頭郡1 左下・小穂2 2023年5月9日 鹿児島県奄美大島 右下・基部の鞘 同 上
- 撮影記 :
登山道の道端に茎や葉を多数叢生したスゲが生えていた。
スゲを撮り始めたばかりで、名前も何も全くわからない。それでも全体と小穂を撮影しておけばわかるだろうと撮影した。
後で、本州南部から沖縄にかけて分布するこのスゲとわかった。
小穂が全て有花茎の先端部に集まってつき、果胞の長さが1.5〜2mmとやや小さく、よく似たヤクシマイトスゲとは、葉の幅が1〜2mmと広いことで区別される。
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