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- 科名・属名 : カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
- 特徴 :
草丈50〜100cmの夏緑性の多年草。
根茎は短く、球茎状。
稈は直立し、三角柱形で径約5mm。。
葉は稈より短く、幅5〜10mm。苞は2〜4個、葉状で花序より長い。
花は長さ15〜30cm、幅10〜15cmの散形花序となり、穂状の小花序の枝は5〜10個が斜上する。小花序は円筒状、長さ2〜3cm、幅5〜10mm、多数の小穂をつける。小穂は長さ1〜2cm、幅2〜2.5mm。扁平で10〜16花をやや密につける。
鱗片は長楕円状卵形、光沢のない赤褐色、長さ2〜2.5mm。側面に3脈がある。雄しべは3個、花柱は果実と同長かやや短く、柱頭は3岐。
果実(痩果)は長楕円形〜狭長楕円形で3脈があり、やや扁平、長さ約1.5mm。
- 分布・生育地 :
沖縄(宮古・石垣・西表島) (国外:中国、台湾、東南アジア〜アフリカ、オーストラリア) 低地の湿地、水田
- 果(花)期 : 6〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2022年7月11日 沖縄県西表島 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
雲一つないピ−カンの夏の日、少し歩くだけでも汗が吹き出る。
自宅に居るのなら外出はしないが、花見に出かけた旅先では少しの時間も惜しい。
狭い農道の先にある休耕田の縁にカヤツリグサ科のこの花が果実をつけていた。
以前ここでこの花を見つけた花仲間が本種だと教えてくれた。
ヒメ(姫)とは名がつけられているものの、ホウキガヤツリよりも大きかった。
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