ヒナスゲ(雛菅)

Carex grallatoria


ヒナスゲ(雌株)

  • 科名・属名 :
     カヤツリグサ科 スゲ属(ヒナスゲ節)

  • 特徴 :
     草丈5〜20cmの多年草。
     根茎は少し伸び、ゆるく叢生する。基部の鞘は血赤色で繊維状に分解する。
     葉は糸状で柔らかく、幅1〜1.5mm。有花茎より長い。
     雌雄異株、茎頂に1個の小穂をつける。雄小穂は線形、赤褐色で長さ1〜1.5cm、雌小穂は3〜6個の花があり、長さ0.5〜1cm。
     雌鱗片は赤褐色を帯び、果胞と同長かやや長い。
     果胞は短毛があり脈がなく、長さ2〜2.5mm。柱頭は3岐。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外:日本固有)
     山地の岩交じりの林下、岩上

  • 果(花)期 :   4〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1(雌株) 2017年6月10日  静岡県静岡市
     中上・全体2(雄株)    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・雌小穂、下・雄小穂    同  上

  • 撮影記 :
     20年以上前に登った時も急だった記憶はあるが、年齢を重ねた身体には一層応える。特に終点まで車が入れる林道があるだけに余計にきつく感じる。
     やっと目的の場所の入口にたどり着き、沢沿いの緩やかな登山道を進む。
     以前は春の花が咲き始めの時期だったせいか多くの花が見られたが、春と夏の境のこの時期、花は少ない。
     今回の目的はスゲが中心なので、見落としのないよう注意深く探しながら進む。岩がゴロゴロする斜面でやっと小さなこのスゲを見つけた。
     雌雄異株で、すぐに赤褐色の雄株や小さな小穂をつけた雌株が見つかった。

  • 同じ科の仲間の花
ヒナスゲ(雄株)

雌小穂

雄小穂