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- 科名・属名 :
カヤツリグサ科 ヒンジガヤツリ属
- 特徴 :
草丈5〜30cmの1年草。
茎は小さい株となり、無毛。
葉は根生し、線形で幅1〜2mm、時に糸状となる。質は柔らかく、茎より短い。
茎の先に葉と同形の長い苞が2個あり、その間にやや三角形で径5〜8mmの頭状花序がある。頭状花序は普通3個の無柄の小穂からなり、小穂は卵円形〜卵形で長さ3〜5mm。広披針形で膜質、淡緑色の鱗片がらせん状に並んで多数つく。
果実は披針形で淡黄色、長さ約1mm、柱頭は2個。
- 分布・生育地 :
本州〜沖縄 (国外:中国、台湾、インド〜オーストラリア) 水田、湿地
- 花(果)期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
全体1 2015年8月23日 千葉県山武市 全体2 2017年8月3日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・小穂1 同 上 下・小穂2 2015年8月23日 千葉県山武市
- 撮影記 :
茎の先の2個の苞の間につく3個の小穂が品の字形に似ていることから、この和名がつけられている。
水田の脇などで群生しているのに出会うことが多い。
小穂をよく見ると、淡緑色の鱗片が多数らせん状に並び、小花を包んでいるのがわかる。
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