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- 科名・属名 : カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
- 特徴 :
草丈80〜120cmの多年草。
根茎は短く、太い茎を多少叢生し、茎の下部1/〜2/5は葉鞘に包まれる。幼少は淡褐色。
葉は少なく、伸びた葉身があり、幅0.8〜1.5cm。
花序は大型で長さ、幅とも10〜30cm。総苞は4〜5個つき、葉状で長さ20cmになる。
穂状小花序は長さ、幅とも1〜1.5cm、やや密に小穂をつける。小穂は開出し長さ5〜10mm、扁平で黄褐色を帯び、10〜20個の花をつける。鱗片は卵形で長さ1.7〜2mm。竜骨は緑色で先端が突出し、わずかに外曲する。
果実は卵状楕円形で3稜があり、長さは鱗片の半分程度で約1mm。
- 分布・生育地 :
本州 (国外:朝鮮、中国) 低地の湿地や河川敷
- 果(花)期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2003年8月24日 栃木県渡良瀬遊水地 中上・全体2 2018年9月18日 神奈川県川崎市 中中・全体3 2018年9月9日 栃木県渡良瀬遊水地 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序(成熟)、以下全て 同 上
- 撮影記 :
長い間花を求めて各地に出かけ撮影して歩いたが、草本が中心で草本でもイネ科やカヤツリグサ科はパスしていた。
最近(2014年頃から)イネ科やカヤツリグサ科や木本類も少しずつ撮影を始めている。
この花はまだカヤツリグサに興味がなかった頃、栃木と群馬県境に広がる渡良瀬遊水地で同行の花仲間に教えられ撮影したものである。
何年か後渡良瀬遊水地で再度撮影し、その後多摩川を歩いていたら偶然発見し、こんな所にも生えるのかとびっくりした。
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