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- 科名・属名 :
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
- 特徴 :
草丈40〜60cmの1年草。
根茎は短くてやや束生する。
葉は茎より短く、扁平で幅5〜10mm。質はやや硬い。
花序は大型で複生または2回複生、径約10cm。苞は5〜8個、葉状で花序より長く開出する。
穂状花序は長楕円状円柱形、長さ2〜3cm、幅2〜2.5cm。多数の小穂をやや疎らにつける。
小穂は水平かそれ以下で開出、線形で長さ1〜1.6cm、6〜16花をつけ、黄金色を帯びる。
鱗片は楕円形で長さ約3mm。果実は倒卵形で長さ1.2〜1.5mm。
- 分布・生育地 :
本州(千葉県)、沖縄 (国外:台湾、インドネシア、インドなど広く熱帯域) 低地の水辺、湿地等
- 果期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
2014年9月4日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・小穂 同 上
- 撮影記 :
やや湿地に広がるその牧場は、凹凸が極端で歩き難いが、丹念に見ていくと色々な植物が見られる面白い場所だ。
時々、放牧された牛が入口付近にいて入りにくいものの、この場所を知って以来毎回訪れている。
まだ真夏の9月初め、花はあまり見られなかったものの、いくつか果期のカヤツリグサ科の植物が見られた。
それにしても日陰一つない牧場は暑く、奥の方まで探すつもりでいたが、すぐにあきらめて引き上げた。
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