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- 科名・属名 : カヤツリグサ科 ハリイ属
- 特徴 :
草丈3〜10cmの1年草。
根茎は糸状で細く、匍匐して群生する。
葉は叢生し、糸状で幅0.2〜0.3mm。基部は赤みを帯びた膜質の葉鞘に包まれる。
小穂は狭卵形で長さ2〜4mm。小穂の鱗片は数個、卵状楕円形で長さ1.5〜2mm、一部が血赤色を帯びる。柱頭は3個、刺針状花被片は3〜4個あり、果実より長い。
果実は狭倒卵形で3稜形、長さ0.8〜1mm、隆起する格子紋がある。柱基は扁三角錐状。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:朝鮮、中国、台湾、インドシナ、シベリア東部) 水田、池畔、川岸などの水湿地
- 果(花)期 : 6〜10月
- 撮影月日・場所 :
2014年9月17日 神奈川県川崎市麻生区 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下、小穂・柱頭 同 上
- 撮影記 :
水田などに生え、細い根が匍匐してマット状に広がることから群生していることが多い。
茎は糸状で細く、これを松の葉に例えて和名がつけられている。
カヤツリグサ科に興味のなかった頃は気づかなかったが、都市化の進む川崎市の丘陵の間に残された田んぼでも、この花は所々に群生しているのが見られた。
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