ミヤマシラスゲ(深山白菅)

Carex olivacea var. angustior


ミヤマシラスゲ

  • 科名・属名 :
     カヤツリグサ科 スゲ属(ミヤマシラスゲ節)
     注.APG分類では、学名(Carex confertiflora)

  • 特徴 :
     草丈30〜80cmの多年草。
     根茎は太くて長い地下匐枝があり、群生する。
     茎は3稜形で太く、中部に1葉をつける。基部の鞘は淡色。
     葉は広い線形で、幅0.8〜1.5cm。厚くて柔らかく、裏面は粉白色を帯びる。
     茎の上部に3〜6個の小穂をつけ、頂小穂は雄性で汚黄色、長さ3〜7cm。側小穂は雌性で円柱形、長さ2.5〜6cm、幅7〜9mm。苞は葉状で茎より長い。
     雌鱗片は小さくて淡色、先端に短い芒がある。果胞は鱗片より長く、長さ約4mm、熟すと著しく膨らんで倒卵形になって水平に開出して隙間なく密集する。乾くと暗灰褐色〜黒褐色になる。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:日本固有)
     丘陵地〜山地の水湿地

  • 花期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年5月10日  東京都八王子市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・雌小穂、下・雄、雌小穂    同  上

  • 撮影記 :
     多摩丘陵の谷津、休耕田となった水湿地にこのスゲが群生していた。
     谷津の放棄された休耕田は、すぐに草がはびこり、雑木が生えてきて藪化するのだが、ここはすぐ側の田を地元の自然保護団体が借り受け米作りをしているせいか、何とか休耕田状態を保っている。
     葉の裏が粉白色を帯び、果胞が熟すと著しく膨らんで隙間なく密集するのが、よく似たカサスゲとの違いだが、この写真の雌小穂の果胞は熟してはいないものの、大分膨らみかけてきている。

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雌小穂

雄、雌小穂