オニスゲ(鬼菅)

Carex dickinsii


オニスゲ

  • 科名・属名 :
     カヤツリグサ科 スゲ属(オニナルコ節)

  • 特徴 :
     草丈20〜50cmの多年草。
     根茎は細長く、匐枝を伸ばして群生する。基部の鞘は淡色。
     葉は扁平で幅4〜8mm。
     頂小穂は雄性で、わら色で長さ2〜3cm、短い柄がある。側小穂は2〜3個つき、雌性で楕円形、長さ1.5〜2cm、幅約1.5cm。お互いに接近してつき、柄がない。
     果胞は大型で開出して著しく膨らみ、長さ8〜10mm。光沢があり、先は次第に細長い嘴となる。苞は葉身が長く、鞘はないか短い。雌鱗片は淡緑色、果苞より著しく短い。
     別名 ミクリスゲ

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮)
     山地〜低地の水湿地

  • 花期 :  5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     2016年7月12日  長野県茅野市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・雄雌小穂、下・雌小穂    同  上

  • 撮影記 :
     八ヶ岳の麓、あるランの撮影に出かけた。王子市の小さな谷、雑種のシダが多いと聞いて入ってみる。
     林下を進むと目的のランが花を咲かせているのを見つけた。
     同行者が撮影している間何かないかと探すと、近くの湿地に何種かのカヤツリグサが生えているのが目に入り、その中に果胞が目立つこのスゲが群生していた。
     別名のミクリスゲ(実栗菅)は、熟すと丸々と膨らむ果苞の雌小穂からつけられている。

  • 同じ科の仲間の花
雄雌小穂

雌小穂