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- 科名・属名 : カヤツリグサ科 ノグサ属
- 特徴 :
草丈60〜150cmの多年草。
茎は扁平で鈍稜があり、幅2〜5mm。
葉は線形、長さ30〜90cm、幅2〜7mm。縁は硬くざらつき、無毛、葉舌はない。
花序は細い円錐形で長さ20〜40cm、4〜10節があり、各節に2〜4個の小穂がつく。
小穂は長楕円状披針形、やや扁平で長さ7〜14mm、幅2.5mm、しばしば鎌状に曲がる。7〜10個の鱗片と3〜8個の花があり、下部の2〜5個の鱗片は短く花がない。
鱗片は卵状披針形、長さ5〜7mm、幅約1mm、鋭頭で無毛。花被片は1〜4個で果実の半長か同長、上向きにざらつく。
果実は倒卵形〜広楕円形、3稜形で長さ1〜1.3mm、幅0.8〜1mm、表面には網目模様があり、先端には微毛がある。
- 分布・生育地 :
沖縄 (国外:台湾、中国(南部)、インドシナ、オーストラリア) 湿った草地
- 果(花)期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2015年10月7日 沖縄県伊是名島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序、下・小穂 同 上
- 撮影記 :
初めて渡った沖縄北部の島、本島とは異なる植生もあり、楽しい花見になった。
雨が降ると湿地になると思われる山中の草地、本種も含め初めて見る花がいくつもあった。
このカヤツリグサ科の花もノグサ属とはいいながら、本土では似たものはない。
しかし、台風の影響とかでフェリーの時間が急に変更になり、わずか半日しか滞在することができなかった。再度訪れたいものだ。
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