シチトウイ(七島葦)

Cyperus monophyllus


シチトウイ1

  • 科名・属名 : カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
     注.APG分類では、学名(C. malaccensis subsp. monophyllus)

  • 特徴 :
     草丈1〜1.5mの多年草。栽培逸出。
     根茎は太くて長く這い、茎は3稜形。
     葉は茎の基部に2〜3個つき、葉身は短いか発達しないが、葉鞘は長く、長さ約30cmになる。
     花序はやや大型で、2〜3回分枝し、小穂をつける。苞は2〜4個、普通花序より短い。小穂は線形、長さ1〜3cm、幅1〜1.5mm、ほとんど扁平にならず、淡いさび色で、疎らに花をつける。
     鱗片は長楕円形、長さ2〜2.5mm、ほとんど扁平でやや円頭、竜骨がなく、直立し、成熟すると上半部が反曲するため、小軸から落ちやすい。
     果実は線状披針形で扁3稜形、鱗片より少し短い。

  • 分布・生育地 :
     栽培逸出(中国(南部、台湾)原産) (関東(西部)〜沖縄で栽培され、暖地で野生化)
     川や池

  • 果(花)期 :   8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2015年10月9日  沖縄県名護市
     中・全体2 2020年6月5日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花序 2015年10月9日    同  上
     右下・茎    同  上

  • 撮影記 :
     畳表などに用いるために栽培されているが、暖地では逸出し野生化している。
     この写真も、沖縄・名護市の海近くの水路に生えていたものを撮影した。
     和名のシチトウ(七島)とは、鹿児島県トカラ列島のことを指すようだ。

  • 茎

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シチトウイ2

花序