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- 科名・属名 :
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
- 特徴 :
草丈15〜40cmの1年草。
茎は叢生し、全体に柔らかい。
葉は線形で幅2〜5mm、茎より短く、葉鞘は黄褐色。
茎の先に葉と同形の苞が2〜3個つき、その間から1〜6の枝を出し、小穂が密に集まって径約1cmの球状の穂状小花序を作る。小穂は扁平な線形で暗視褐色を帯び、長さ3〜10mm、幅1mm、10〜20個の小花が2列に並んでつく。
鱗片は倒卵円形、長さ約0.5mm、全縁で上端が少し凹み、竜骨は緑色。柱頭は3個。
果実は倒卵形で3稜があり、長さは鱗片とほぼ同長。
- 分布・生育地 :
北海道〜沖縄 (国外:ほぼ全世界の暖地) 水田や畦、湿地
- 果期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年9月14日 大分県杵築市 中・全体2 2018年9月16日 神奈川県川崎市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花序 2014年9月14日 大分県杵築市 右下・果実 2018年9月16日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
田の畦や休耕田などにごく普通に生えるカヤツリグサで、日本全土だけでなく世界中の暖地に分布している。
茎の先に頭状につく小穂を球に見立てて和名がつけられ、小穂が暗視褐色を帯びるため比較的よく目に付く。
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