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- 科名・属名 : ミクリ科 ミクリ属
- 特徴 :
草丈35〜100cmの多年草。
葉は直立し、線形で幅5〜14mm、裏面には稜がある。
花は茎の上部の葉腋から枝を出し、花序は分枝せず、下部に2〜6個の雌性頭花、上部に雄性頭花をつける。雌性頭花の下1〜3個は腋生(茎と合着しない)で長さ3〜5cmの柄ある。中部の頭花は腋上生、上部につく雄性頭花は5〜8個で無柄。雌性花被はさじ形、長さ2〜2.5mm。
果実(堅果)は球形の集合果となり、個々の果実は他の仲間に比べて細長い紡錘形で長さ4〜6mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮) 湖沼、河川、水路(特に流水中に多い)
- 花期 : 6〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2005年9月19日 栃木県今市市 中・全体2 2014年9月13日 熊本県阿蘇 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序1 1996年9月1日 東京都東久留米市 左下・花序2 2014年9月13日 熊本県阿蘇
- 撮影記 :
保谷市(現西東京市)に住んでいたころ、隣接する市の川で咲くこの花のことが新聞に取り上げられていた。
早速出かけ新聞にあった川沿いを歩くが、住宅地を流れる川、護岸は2mを超えるブロックでしっかり固められ、その上に1.5mほどの金網のフェンスが廻らせてある。
花らしきものが見えたので、近くの主婦が訝しげな視線を投げかけるのをものともせず、金網のフェンスをよじ登り、川底に降りて撮影した。
長柄というがびっくりするほど長い花柄があるわけではなく、ミクリによく似ているが、草丈はやや小さく、ミクリのようにどの花序も分枝して花をつけるのではない。
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