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- 科名・属名 :
オモダカ科 マルバオモダカ属
- 特徴 :
草丈30〜100cmの多年草。
葉身は卵円形〜腎形、長さ5〜14cm、幅3〜10cm。先は円く、基部は心形。若い時の葉は葉身が水面に浮かぶ浮葉となるが、その後は水面より上に葉身が出る。葉柄は10〜60cm。
花は長さ30〜100cmの花茎の先に枝を3本輪生し、さらに各枝は数個の花柄を輪生して円錐花序となり、萼片は3個、花弁は3個で白色、卵円形で長さ約4mm、先は歯牙状。
果実(痩果)は楕円形で、長さ約3mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:ユーラシア、オーストラリア、アフリカの温帯〜熱帯域) 湖沼、ため池、水田
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
2015年8月29日 広島県東広島市 中以下、全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
この花には、新潟県や中国地方で何度か出会っていたが、花つきが悪いらしくいつも葉ばかりで、開花には出会えていなかった。
2年前訪れた広島県のその池も、その年は花期が早く花は全て終わっていた。
リベンジも兼ねて訪れた2015年、「花時にはこんな光景なんだ」と、池の水面を覆い尽くす群落の花に感動させられた。
ため池も多いせいか近畿〜中国地方にはまだ所々で見られるようだが、全国的にはVU(絶滅危惧U類)とされている。
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