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- 科名・属名 : ラン科 シュスラン属
- 特徴 :
草丈10〜15cmの多年草。
茎は横に這い、上部が立ち上がって花茎をあげる。
葉は互生して4〜5個つき、楕円形で長さ2〜4cm、幅1〜2cm。先は鋭頭、基部は左右不相称。光沢のない暗緑色で全縁で時にやや波打つ。葉柄は長さ約1.5cm。
花は茎頂に3〜7個がややまとまって一方に偏ってつき、淡紅紫色で長さ8〜10mm。背萼片と側花弁はわずかに重なり、先がわずかに開く。
花が紅紫色でなく白色のものがあり、
●シロバナアケボノシュスラン(f. albiflora)(中下の写真)という。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州(奄美大島まで) (国外:朝鮮南部、済州島) 落葉樹林下
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
2015年9月5日 静岡県熱海市 中上・群落 同 上 中下・白花 1991年9月1日 北海道札幌市 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 下左・花 2015年9月5日 静岡県熱海市 下右・葉 同 上
- 撮影記 :
シュスラン属の中ではかなり北方まで分布しており、北海道でも何度か見かけた。北のほうの株ほど花の赤みが少ないように感じる。
沢沿いなど湿った場所に多く株は良く見かけるものの、花付は悪くポツポツしか花茎をあげていない場合が多く、それが普通と思っていた。
ただ、静岡県のある沢沿いで群落の多くの株に花をつける場合もあることを知った。
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