アキザキナギラン(秋咲梛蘭)

Cymbidium javanicum var. aspidistrifolium


アキザキナギラン1

  • 科名・属名
  • : ラン科 シュンラン属

  • 特徴

  •  草丈30〜50cmの多年草。
     ナギランに似ているが、全体に大きく、葉は楕円形で革質、基部が急に尖る。葉の縁に鋸歯がない。
     花は淡緑色で花数も多く、花期もナギランと異なる。
     徳之島、沖縄の石灰岩上に生えるものは、株も大きく花も白くやや異なることから別種のとする考えもある。

  • 分布・生育地

  •  四国、九州〜沖縄 常緑広葉樹林下

  • 花期
  • : 10〜11月(沖縄は12〜1月)

  • 撮影月日・場所

  •  2005年1月9日 沖縄県沖縄島
     中 2006年2月4日 同上
     下アップ 2005年1月9日 同上
     3枚とも拡大写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記

  •  名前からイメージしていたナギランを大きくしたような姿とは大きく異なる花が、薄暗い原生林下に端正な姿を見せていた。
     まず、デンドロビュウムのように節があるように見える淡褐色の茎が長く伸び、その先に緑の葉が展開している事が予想外だった。
     花も緑色のイメージより、淡緑色の側花弁と唇弁の淡黄色が調和していて、花数も多く、花茎も30cm近くあった。
     案内してくれたNさんの話によれば花茎は50cmくらいになり、もっと多くの花をつける株があるとのことであった。
     正月明けに咲いている花は、秋咲というより冬咲と言っていいくらいで、本州産の本種とは別種としてオオナギランの名前が検討されているという話もうなずけた。
     素晴らしいこの花を、年の最初の花として撮影できた喜びに、南国沖縄とはいえ、冬の曇天で肌寒い陽気にもかかわらず、身体の底から熱くなってきた。

     2006年2月、別の花の撮影で沖縄を訪れた際、再び寄ってみた。
     遅いだろうと思ったが、また今年も端正な姿で出迎えてくれた。

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アキザキナギラン2

花アップ