ベニシュスラン(紅繻子蘭)

Goodyera biflora var. macrantha


ベニシュスラン1

  • 科名・属名 : ラン科 シュスラン属

  • 特徴 : 草丈4〜10cmの多年草。
     茎は基部が横に這い、斜めに立ち上がる。
     葉は互生し、長卵形で3〜4個つき、長さ2〜4cm、幅1〜2cm。濃い緑色か赤味を帯び、普通主脈に沿って白っぽい網目模様が入る。
     花は茎頂に1〜3個横向きに咲き、少し黄みを帯びた淡紅色で、長さ2〜3cm筒状で先が少し広がる。側花弁は線形で白色、唇弁は基部が膨れ、他の花被片より明らかに短く、先は反曲する。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州  常緑広葉樹林下

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     2014年7月23日  神奈川県丹沢
     中上    同  上
     中下 1988年8月20日  徳島県海部郡
     (中下は拡大写真あり。写真をクリック)
     下左・花1 2014年7月23日  神奈川県丹沢
     右上・花2、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     温暖化の影響で、昆虫類などは分布域の北上化が目立つ。植物でもこれまで南の方しかないと思われていた植物が、本州北部や北海道でも見つかっている。この花もその一つで、最近北海道でも見つかっている。
     植物は一気に分布域を広げる訳ではないので、奥深い山が入りやすくなるにつれて見つかったものと想像されるものの、複雑な気持ちである。
     ただ、植物体のわりには花が大きので見応えがあり、この花が各地で見られるのは嬉しいことだ。
     写真の多くは神奈川県で撮影したものであるが、前年は一生懸命探したにもかかわらずほとんど花が見られなかった。しかし、その翌年は2〜3個咲かせる株を中心に何十株も花を咲かせていた。花の咲き方には表年と裏年があるように思える。

  • 花2

    葉

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