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- 科名・属名 : ラン科 イモラン属
- 特徴 :
草丈30〜60cmの多年草。
地下の偽球茎は球形で大きく、長さ、幅とも約4cm。
葉は偽球茎の先に数個つき、葉身は線状披針形で長さ約30cm、幅約1.5cm。葉は冬緑性で、花時には枯れていることが多い。
花は花茎の先に多数つき、紫褐色を帯びた黄緑色。花茎は単一または疎らに分枝する。苞は長さ約7mm。萼片と側花弁は線状披針形、長さ約1.2cm。唇弁は白色で淡赤色を帯び、倒卵形で3裂し、側裂片は小さく立ち、中央裂片はやや円形で縁が縮れ、上面に糸状突起が密生する。唇弁の基部には距状の短い膨らみがある。蕊柱は短い。
- 分布・生育地 :
沖縄 (国外:熱帯アジア) 日当たりのいい原野や草地
- 花期 : 日当たりのいい原野や草地
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2009年5月2日 沖縄県国頭郡1 中上・全体2 2005年5月14日 同 上2 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2009年5月2日 同 上1 左下・偽球茎 2016年5月14日 沖縄県国頭郡3 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
最初に見かけた花は、雨風の強い中、折れた主茎から伸びた枝についていた貧弱な花だった。
何とか撮り直したいと思っていたが、なかなか花期に訪れる機会がなく、そのままになっていた。
2009年、GWに訪れるた際この花を探し何ヶ所かで見つけたが、やはり少し早くやっと咲き始めの株が何本かあっただけだった。
その後も、道路際の緑地帯など何ヶ所かで見たが、なかなかいい花に出会えない。
花のない時期でも根元の大きな偽鱗茎があり、気をつけるとこのランとわかる。
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