
|
- 科名・属名 : ラン科 ミヤマモジズリ属
- 特徴 :
草丈4~7cmの多年草。着生。
茎は楕円形の多肉根から出る。
葉は1個つき、披針状楕円形で長さ4~5cm、幅7~10mm。両端は細く尖り、縁は波打つ。
花は茎頂に3~5個、片側に偏って疎らにつき、淡紅色で長さ5~6mm。苞は披針形、背萼片、側萼片、側花弁が重なって兜状になる。唇弁は舌状楕円形で萼片より少し長く、側裂片は目立たない。距は萼片より短く、前方に曲がり、先端は円い。
花の白いものがあり、
●シロバナフジチドリ(仮称)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
北海道~本州(中部以北) (国外:日本固有) 冷温帯の落葉広葉樹林の樹幹に着生
- 花期 : 6~7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2024年7月17日 山梨県 中1・全体2 2016年7月1日 静岡県 中2・全体3 2020年7月21日 山梨県 中3・全体4 2024年7月17日 同 上 (上~中3は拡大写真あり、写真をクリック) 中4・花序 同 上 中5・花 2020年7月21日 同 上 中6・花(側面) 2016年7月1日 静岡県 左下・シロバナ 2020年7月21日 山梨県 (左下は詳細写真あり、写真をクリック) 右上・葉1 同 上 右下・葉2 2016年7月1日 静岡県
- 撮影記 :
苔むした太い倒木、そのコケの中に埋もれるように小さなランが咲き始めていた。
以前は富士山やその周辺地域だけ、ブナの樹幹に着生する希少なランとして知られたいた。
多くのランを自然状態で撮影してきていたのでこのランも探してはいたが、まず無理だろうとあきらめていた。
つい最近このランの情報を聞き、満を持して静岡県のある山へやってきた。
長いこと探していた花との出会い、最初の印象は「小さい」だった。
運良く倒木に咲いていたので撮影できたが、大木の梢近くに着生していたらとても見つけられなかったろう。
最近は東北地方や北海道からも見つかっているらしいが、いつまでも目立たず生き残っていて欲しいと思う。


同じ科の仲間の花
|