イモネヤガラ(芋根矢柄)

Eulophia zollingeri


イモネヤガラ

  • 科名・属名
  • : ラン科 イモラン属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの腐生ラン。
     葉はなく、地下にイモ状の塊茎がある。
     茎は淡紫色で、長楕円形の鱗片葉が少数つく。
     花は茎頂に総状花序に20〜30個、ややまばらにつき、花弁は全開せず、萼片は帯紫色で倒卵状長楕円形、長さ2cm、幅8mm。側花弁は倒卵形でやや短い。唇弁は黄白色でやや紫色を帯び、倒卵形で3裂する。

  • 分布・生育地

  •  九州(南部)〜沖縄  林下、草原

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年6月14日 沖縄県国頭村
     中・花  同 上
     下 2006年2月4日 沖縄県名護市

  • 撮影記

  •  十数年前、仲間が出会ったという石灰岩交じりの林下、わずか1本だけであったが、当時のままの姿を見せてくれた。
     腐生ランは難しい。雨量や気温の関係があるのだろう、年によって発生の時期や量に極端な違いが出る。全く空振りの年もあれば、びっくりするほどの数に出会える年もある。また、直接でなくても近くの環境がわずかに変化するだけで発生しなくなる。
     さらに、前年あった場所と全く同じ所には生えない。葉がないので目印をつけておいても、少し違う場所に生える。
     この花、珍しいランではないが、十数年後にほぼ同じ場所で花を見られたことは、その意味でも貴重だった。
     掘り取るわけにはいかなかったが、イモネ(芋根)といわれるように、根茎が膨らみ、芋のようになるのが特徴である。

    同じ科の仲間の花
花アップ

果実