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- 科名・属名 : ラン科 カヤラン属
- 特徴 :
草丈5〜12cmの多年草。着生。
茎は長さ2cm以下。
葉は2列に互生し、2〜5個つき、葉身は披針形、長さ5〜12cm、幅0.6〜1.2cm。先端は不等に2裂する。
花は細くて硬い花茎の先に数個つ疎らにつき、各花は先端の2個を除き、約1cm程度離れてつく。花は径約12mmで、萼片と側花弁は淡黄緑色、唇弁は白色で紫褐色ののかすれた横縞がある。側萼片と側花弁は平開し、唇弁は内面基部の隆起上に黄色の毛が密生し、横長の両側裂片が筒を作るような形に立ち上がる。
- 分布・生育地 :
九州(奄美大島) (国外:台湾) 空中湿度の高い常緑広葉樹に着生
- 花期 : 2〜3月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1994年3月20日 鹿児島県奄美大島 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
奄美大島の原生林の空中湿度の高い渓流沿いの木に着生している。
春先の原生林内は色んな花があって楽しいが、この花は頭上にあるため見上げて探さなくてはならない。
そうなると、つい足元への注意が疎かになり、今度はハブに脅かされることになる。
また、太い幹でなく細い枝にしか着生していないので、少しの風でも揺れ、非常に撮りづらかった。
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