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- 科名・属名 : ラン科 クモキリソウ属
- 特徴 :
草丈10〜20cmん0着生の多年草。
茎は肥厚し、扁平な球状の偽鱗茎になり、その頂に2個の葉をつける。
葉は狭線形、長さ5〜10cm、幅1〜2cm。
花茎は2個の葉の間から出て垂れ下がり、長さ10〜20cm、先半分に薄い黄緑色の花を密につける。花は下向きで半開し、花被片は長さ約5mm、唇弁は卵形で先が尾状に尖り、中ほどから急に下方に折れ、縁は波打つ。
果実は花柄部分が曲がって上を向き直立する。
- 分布・生育地 :
鹿児島県(奄美大島、屋久島?) (国外:台湾、熱帯アジア・オセアニア) 常緑広葉樹の樹上
- 花期 : 12〜1月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1994年12月24日 鹿児島県奄美大島 中上・全体2 同 上 中中・全体3 2016年12月24日 同 上 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 1994年12月24日 同 上 左下・花、以下全て 2016年12月24日 同 上
- 撮影記 :
奄美大島(最近屋久島でも発見されたと聞くが)の限られた山地の常緑広葉樹の樹幹に着生しているが、生育数はごく少なく絶滅が心配されてる。
しかも、花期は12月〜1月であることから、なかなか撮影の機会がなかった。
地元の方の案内で撮影に出かけたのは、平成6年のクリスマスイブの日であった。
南の島でも冬は季節風が強く、樹上に着生する花は風の影響を受け撮りづらいが、この日は風もなく絶好の撮影日和であった。
平成28年、20数年ぶりに現地を訪れると、以前見た株は盗掘されたのか全く見当たらなかった。
何とか見つけたいと長時間探し、やっと1本のだけ着生しているのを見つけホッとした。
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