コカゲラン(木陰蘭)

Didymoplexiella siamensis


コカゲラン1

  • 科名・属名
  • : ラン科 コカゲラン属

  • 特徴

  •  草丈13〜30cmの腐生ラン。
     葉はなく、花は茎頂に総状花序に十数花つき、徐々に咲いていく。
     花冠はわずかに淡紅色を帯びた白色で、長さ約5mm。
     唇弁は花の中心部から突き出し、先端はやや肉質にふくらみ2裂する。
     ずい柱の先端にかぎ状に突出する翼がある。

  • 分布・生育地

  •  九州(屋久島) 常緑広葉樹林下

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年5月28日 鹿児島県屋久島
     中、下  同 上
     上、中は拡大写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記

  •  すれ違う車や人の姿もないやや荒れ気味の林道。レンタカーの底を擦らないように慎重に車を進めた。
     昨日までの大雨で、流れは見えないもののゴウゴウという沢の音だけが大きく響いてくる。
     適当な場所に車を止め、後は歩きだ。道をはずれて林下に入り、目をさらのようにして探すが、花らしきものは何も見当たらない。
     あきらめかけた頃、ポツンと咲いている小さな白い花が目に入った。近寄ってみると、このランが今を盛りと花をつけていた。
     写真で見ると白い花のように思えたが、よく見ると薄っすら淡紅色を帯び、花弁の内側はその色がより鮮明だった。
     屋久島でも低地に生育し、開発や伐採で消滅したと思われていたが、どっこい生き延びていた。

    同じ科の仲間の花
コカゲラン2

花アップ