マツダヒメラン(松田姫蘭)

Malaxis matsudai


マツダヒメラン

  • 科名・属名
  • : ラン科 ヤチラン属

  • 特徴

  •  草丈10〜15cmの多年草。
     偽鱗茎は円柱形で長さ5〜8cm。
     葉は互生し5〜6枚つき、楕円形で長さ6〜14cm。
     花は茎頂に総状花序になり、やや疎らに17〜40花つける。
     花冠は6mm程度、帯緑紫色〜濁紫色、花弁は線形、唇弁は三角状心形で、先は2裂する。

  • 分布・生育地

  •  沖縄  山地の明るい林下や草地

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年10月25日 沖縄県
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  ススキや背の高い草を掻き分けると、隠れるように小さな花が見えた。
     普通、草がおいしげってくると多くの植物は消えてしまうが、黄緑色の薄くて弱々しい葉は、日光が当たり続けると萎び枯れてしまうような感じで、草に守られているようだった。事実、草が伸び、株数が増えたと地元の方も言っていた。
     いずれにしても、簡単に目にすることのできる花ではなく、暑さと草いきれで全身びっしょりになりながら撮影した。

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花アップ