ナヨテンマ(なよ天麻)

Gastrodia gracilis


ナヨテンマ

  • 科名・属名
  • : ラン科 オニノヤガラ属

  • 特徴

  •  草丈10〜60cmの腐生ラン。
     地下に塊茎があり、そこから花茎を伸ばす。
     花は花茎の先に3cm程度の子房より長い花柄を出し、3〜20花をつける。
     花冠は淡褐色で鐘形、長さ約1〜2cm程度。唇弁は三角形で基部は切形、縁は細裂しない。

  • 分布・生育地

  •  本州(千葉県以西に点在)
     林下の腐葉がが堆積した場所

  • 花期
  • : 6月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年6月24日 千葉県
     中・上下  同 上
     上、中上は拡大写真あり(写真をクリック)
     下刮ハ 2005年7月6日  同 上

  • 撮影記

  •  この花、各地に記録はあるものの、何年か発生すると出なくなるらしい。それに腐生ランの特徴で、少しでも環境が変わると発生しなくなる。
     記録のある場所を何箇所か探したが、過去の話ばかりでお目にかかることはできず、出会うのは無理かなと思っていた。
     2005年、花を見つけたとの仲間からの連絡を受け、休暇をとって出かけたものの、花の寿命は短いらしく(今年の観察の結果から見ると1つの花は3日程度)すでに果実(一番下の写真)になっていた。今年は、絶対に花に出会うという大きな目標を立てていた。
     2006年6月、梅雨の中休みで雨の心配もない日、記憶をたどりながら現地に着くと、去年とは違う場所に今年は果実ではなく花があった。
     写真で見るナヨナヨしたひ弱なイメージとは全く異り、茎も比較的しっかりしていて、高さも30〜50cmもあり驚かされた。オニノヤガラと同属であることがよくわかった。
     全国的にもごく稀なこの腐生ランにやっとのことで巡り会え、感動と興奮で身震いするようだった。
     わずかな情報から探し当てたM氏の勘と努力に敬意を表したい。

    同じ科の仲間の花
ナヨテンマ2

花アップ

果実