ニオイエビネ(匂海老根)

Calanthe izu-insularis


ニオイエビネ

  • 科名・属名
  • : ラン科 エビネ属

  • 特徴

  •  草丈は30〜60pの多年草。
     エビネ属の中では葉の幅が広く大きい。
     唇弁は白く側花弁など他の花弁は薄紫や桃色系統。
     開花期は花の匂いが強いことからニオイエビネと呼ばれる。
     別名オオキリシマエビネ。

  • 分布・生育地

  •  本州(東京都伊豆七島)
     常緑樹林下にごく稀

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年5月4日 東京都伊豆七島
     拡大画像あり(上の写真をクリック)

  • 撮影記

  •  この花を写すために初めて島を訪れた時、地元の人からは、野生はないだろうと言われ、公園に植栽されている株を撮影して帰った。
     ある年、探すことにかけては人一倍馬力のあるM氏から、自生を見つけたとの連絡があり、GWに急遽現地へ。
     そこは、踏み跡さえない谷を登った急斜面。暗い常緑樹林下に花の咲いている場所だけ輝いているようだった。
     残念なことに、同時に見つけたコオズエビネは花茎が折れていて写真が撮れず。それ以来見ていない。

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花アップ