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- 科名・属名 : ラン科 ニラバラン属
注.APG分類では、学名(M. unifolla)
- 特徴 :
草丈10〜40cmの多年草。
地下に球茎があり、前年の球茎から葉を出し、葉の途中から茎が出る。
葉は1個つき、円柱状、長さ15〜25cm、径2〜2.5mm。基部は鞘となり、茎を包む。
花は茎の先に総状花序となり、20〜30個の淡緑色花をやや密につける。苞は卵状披針形、長さ2〜4mm。背萼片は広卵形、長さ約2mm、側萼片は狭長楕円形、背萼片よりやや短く、後に半巻する。側花弁は狭長楕円形、長さ約1.5mm、背萼片近くに立つ。唇弁は長い舌状で縁に細かい不斉の鋸歯があり、やや肉質で基部に1対の膨らみがあり、長さ約2mm。葯は広卵形で2室。
- 分布・生育地 :
本州(千葉県以西)〜沖縄 (国外:中国(南部)、台湾、東南アジア、オセアニア) 海岸近くの草地
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2000年5月13日 東京都伊豆諸島 中・全体2 2019年4月13日 鹿児島県鹿児島郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2000年5月13日 東京都伊豆諸島 左下・花 2019年4月13日 鹿児島県鹿児島郡 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
これまでに見た伊豆諸島や鹿児島の島嶼でも、茎も細く花も緑色で、そこにあると言われなければわからないくらいである。
海岸近くの草地に生えるが、荒地のようなところにも咲き、時に群生することもある。
和名はニラの葉に似てるので付けられているが、そんなに似ているとも思えない。
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