ニュウメンラン(入面蘭)

Trichoglottis lutchuensis



  • 科名・属名 : ラン科 ニュウメンラン属
     注.APG分類V、Wでは、ニュウメンラン属の学名(Staurochilus)

  • 特徴 :
     茎20〜70cmの着生ラン。
     茎は直立するか下垂し、硬くて太く、しばしば分枝し、長い気根を出す。
     葉は互生して2列につき、葉身は線状披針形で長さ10〜18cm。質は厚い革質。
     花は総状花序となって葉腋につき、単一または分枝し、長さ20〜30cm、疎らに7〜20花をつける。花は平開し、淡黄色で内面に紫褐色の斑が入り、唇弁は白色で上面に紅紫色の小さな点が入る。萼片と側花弁は長さ約1.7cm、背萼片は卵状菱形、側萼片は倒卵形、唇弁は長さ約1.6cm、基部で3〜5浅裂し、側裂片は3角形、中央裂片は菱形状船形で肉質、上面に毛が生え、先端は尖り、基部に短い距がある。側裂片は上向く。
     別名 イリオモテラン

  • 分布・生育地 :
     沖縄(石垣、西表、魚釣島) (国外:台湾、フィリピン)
     樹幹に着生

  • 花期 :   3〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2017年4月8日  沖縄県
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・花序、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     西表島や石垣島で植栽の株や花は何度も見たが、自生株は十数年探しても見つけられなかった。
     ある時、以前株を見たという花仲間の案内で山に分け入り、深い山中の自然林でこのランを探した。
     かって着生していたという大木は、太い枝が台風か何かで折れて跡形もなかった。
     あきらめきれず、大木を1本1本見上げて探すが、全く見当たらず。もうこれまでと思い始めた時、やっと高い位置につく果実を見つけた。
     果実だけでも見られてよかったが、果実があるならとさらに探すと、小さいながら花をつけた株が見つかった。
     残念ながら蕾が多く、またこちらを向いて咲いている花は1花しかなかったが、まず無理だろうと思っていた自生株に出会え満足の花見になった。
     今度はもっと沢山の花をつけた株に出会いたいものだと思っている。

  • 果実

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花序

花

果実